仮想通貨

【基礎】「NFT」を知ろう!話題のテーマを学んでみる(Part2)

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前回の”「NFT」を知ろう!話題のテーマを学んでみる(Part1)”からの続編ということで、引き続き解説をしていきます。NFTデメリットや実際の購入手順について触れていきます。

前回記事:「NFT」を知ろう!話題のテーマを学んでみる(Part1)

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【基礎】「NFT」を知ろう!話題のテーマを学んでみる(Part1)最近、SNSやテレビなどでも話題になっている「NFT」をテーマに基礎情報からトレンドを記事にしたので、是非参考にしてください。例えば、(...

NFTのデメリット

NFTに良い側面だけではなくデメリットもあります。ここでは、主な3つのデメリットについて触れていきます。良いことばかりではない、悪い側面を知っておきましょう。

1. ガス代(手数料)が不安定かつ高い
2. 法律が追い付いていない
3. 本物との区別がつかない

1. ガス代が不安定かつ高い

NFT発行は主にイーサリアムというブロックチェーン上で取引がおこなわれます。NFTの取引もイーサリアム(ETH)が利用されています。そして、NFTを売買する際には「ガス代」と呼ばれるネットワーク手数料がかかります。

しかしこの「ガス代」がネックになっています。「ガス代」はイーサリアム上の取引が増えれば価格が上がっていき、取引が減れば安くなります。イーサリアムの需要によって手数料が大きく変わってしまうのです。つまり、今日と明日では価格が常に異なります。安定しない「ガス代」こそNFTのデメリットになります。

ガス代とは?

NFTなどを取引した際に発生するガス代は「これはブロックチェーンを利用した際のネットワークの手数料」です。例えるなら銀行の送金手数料のようなものですNFTはブロックチェーン上で発行されているトークンになります。当然、利用者間で取引などを行い所有権が移転するたびに取引履歴を記録していく必要があります。この取引履歴を記録する際には「マイナー(人)」が取引履歴の膨大な量の計算を行っているため、マイナーのみなさんへの報酬としてガス代が支払われます。そんな仕組みになっています。

2. 法律が追い付いていない

NFTはまだ歴史が浅いため、法律が全然追い付いていません。仮に詐欺や犯罪に利用されよう技術だとしても、NFTとしての法的なポジションが定まっていないので、法律違反にはならない可能性があります。こうした、犯罪へつながる抑制がまだまだ整っていない部分はデメリットになります。

そんな法整備にむけて、自民党としても動きだしている部分もあります。「NFTホワイトペーパー(案)」として体系的な整理がはじまっています。2022年3月にはじまった本取り組みはまだまだ、先が見えません。業界成長にもつながるため、法律整理として国の成長産業につながってほしいですね。

3. 本物との区別がつかない

NFTを世に送り込んだところで、その作品(デジタルアート)が本物かどうかがユーザー(われわれ一般人)には判断することができません。JPEGであれば、コピーして利用することが可能です。本物の類似品はいくらだって作成できます、それも簡単に。

じゃあどうする?

そうしたことを避けるためには、信用度のあるプラットフォームを利用することです。具体的には、以下の「OpenSea」が有名どころ。購入方法は後続の記載しているので参考にしてください。

NFTの取引と買い方について

NFTの取引にはイーサリアム(ETH)が必要になります。現在のNFT市場では、「イーサリアム(ETH)」が主な取引通貨となります。世界の人々が同じ通貨”イーサリアム”を使って取引をするのです。ここはポイントとなるので押さえてきましょう。

NFT取引方法「5ステップ」

NFTは「5ステップ」で完了できます。作業内容は難しくない、順をおってやってみてください。

NFT取引方法「5ステップ」

1. イーサリアム(ETH)を購入
2. ウォレット”MetaMask”を作成
3. ウォレットにイーサリアムを入金
4. Open sea(オープンシー)にウォレットを連携
5. NFTを選んで売買

(ステップ1) イーサリアム(ETH)を購入

まずは、NFT売買に必要になる仮想通貨「イーサリアム(ETH)」を購入します。もし、仮想通貨取引所の口座を持っていない場合は下記おすすめをご利用ください。

イーサリアムを購入するなら「bitbank」がおすすめです。お世辞抜きで。日本の仮想通貨取引所はべらぼうに高い手数料をとってきますが、中でも「bitbank」は圧倒的に低い手数料になります。ほかにも「メジャー通貨を多く取引できる」や「仮想通貨を始めて取引する」人にもわかりやすいつくりになっています。

【ここから口座開設できます】

bitbank

(ステップ2) ウォレット”MetaMask”を作成

イーサリアムを自由に使うためには「仮想通貨ウォレット」が必要になります。NFT取引でよく使われる「MetaMask」を紹介します。

まずは「MetaMask」の作成にはGoogle Chromeでつくってください。Chromeの拡張機能として追加でき、使い勝手が非常にいいです。めちゃ使いやすいので。

MetaMastダウンロード

作業としては拡張機能に追加後、案内に沿って設定してください。初めてMetaMaskを作る人は、「ウォレットの作成」を選び、手順にそって作業をすれば問題ありません。

※すでにウォレット”MetaMask”をお持ちの方は本ステップはスキップしてくださいね

(ステップ3) ウォレットにイーサリアムを入金

「Bitbank」や「Coincheck」などの仮想通貨取引所からイーサリアム(ETH)の送金をおこないます。「Coincheck」の場合、マイページの「コイン送金」を選択から「Ethereumを送る」を選びます。つぎに、送金する金額を入力したら、あとはMetaMaskの「ウォレットアドレス」を貼り付けて送金を実行しましょう。

MetaMaskのウォレットアドレスは、以下画像のところから確認できます。

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(ステップ4) Open sea(オープンシー)にウォレットを連携

「OpenSea」へウォレットの紐付けをおこないます。今回紹介するのはNFT取引が盛んに行われているマーケットプレイスとなる「OpenSea」の連携になります。

ウォレットの接続方法はとても簡単で、画面右上の「ウォレットのマーク」を押してサインインすれば接続が可能です。

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(ステップ5) NFTを選んで売買

あとは、自分の気に入ったNFTを選択すれば購入できます。購入方法を至って簡単になります。

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おすすめNFTマーケットプレイス

NFTマーケットプレイスでおすすめなのは以下の2つのサービスになります。

特に、「Coinchenk NFT(β版)」は、国内取引所&使える仮想通貨が豊富なので、NFT初心者でも簡単にできるマーケットプレイスです。

一方で、「OpenSea」は世界最大規模のNFTマーケットプレイスになります。NFTも海外の方が情報や発展速度も早いため、「最先端のNFTアートを追いたい!」という人にはおすすめです。ただ、サイトが全て英語対応のみになっているため、初心者にとっては少々ハードルが高く感じてしまうかもしれません。

NFT関連の仮想通貨3選

NFT関連で注目されている仮想通貨3つを紹介していきます。NFTを取引するさいに必要となる仮想通貨はNFTとあわせて注目されています。

イーサリアム(ETH)

記事内で何度も登場した「イーサリアム(ETH)」
イーサリアムはNFT発行の根幹を担う「スマートコントラクト機能」を搭載した、ビットコインに次いで有名な仮想通貨です。
今後、イーサリアムのガス代が安くなるようなアップデートが実現すれば、NFT取引がしやすくなることが予想されます。
さらに、NFTが盛り上がればイーサリアムの需要も増えるという好循環ができれば価格上昇にもかなり期待できますね。

サンドボックス(SAND)

SNAD(サンドボックス)は「The Sandbox」というゲームで取り扱われている仮想通貨です。「The Sandbox」は、ゲームのプレイヤーがメタバース上で、ボクセルアートのアバターやアイテム、ゲームなどを作成して遊ぶゲームです。ゲーム内でプレイヤーが所有・作成する土地や建物をSAND(サンドボックス)で売買することができるのが大きな特徴です。「The Sandbox」では、ゲーム内でオリジナルのゲームを作成することもでき、他のプレイヤーに自身が作成したゲームをプレイしてもらうことで仮想通貨を稼ぐことも可能です。また、最近では有名人がThe Sandboxをプレイしていることが明らかになり、一気に注目を集めています。さらに、国内の企業でも続々とThe Sandboxへの参入を表明しており、日本でもメタバースが発展していくきっかけになるのではないかと言われています。2021年12月には有名人米著名ラッパーSnoop Doggの隣接バーチャル土地(ランド)が5,000万円で落札され、話題になりました。日本ではエイベックスの松浦勝人CEOがTwitterにて、バーチャル土地(ランド)の中でも、ESTATEという3×3区画もの広大な土地を購入したことを示唆しています。今後も他の有名人がThe Sandboxをプレイしていることが明らかになれば、SANDの人気が上がる可能性があります。

エンジンコイン(ENJ)

エンジンコイン(ENJ)は、イーサリアムと同様に「NFT取引」で使える仮想通貨のひとつ。
さらに、エンジンコインのもつプラットフォーム「Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)」では、誰でも簡単にNFTの発行やNFTをエンジンコインに交換できるため、注目を集めています。