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(必読)長期投資と短期投資に分けて投資が鉄則!バランスが大切!

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長期投資と短期投資の考え方について

株式投資の目的として、短期投資なのか長期投資の観点は非常に重要なことです。これは、単なる株式の売買の期間に言及するだけではありません。「長期と短期で具体的に何を求めて投資をするのか」という違いがあります

短期投資は、今日買って明日売ろうという行為になる。投資した会社の価値ではなく、投資した人々の投資行為の変化を読んで儲けようことです。

一方で、長期投資は会社の生み出す価値、つまり将来の利益の分前にあずかる行為です。企業は株式市場を通じて、株主と銀行から資金を調達します。そして材料を仕入れ、労働者を雇って製品を作ります。そして、市場へと売却をすることで利益を得ます。利益の一部を株主に還元する仕組みです。

2つの投資について

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長期投資とは

長期投資とは、名前の通り長期的に対象銘柄に投資を継続すること。将来への安定した収益の獲得を目指す投資スタイルです。具体的には10年以上を目安に、同じ金融商品に継続投資および保有し続けることです。

長期投資は10年以上かけて、その企業(もしくは銘柄)の成長をじっくりと見とどけます=フルマラソン型の投資。 企業の価値が何かじっくりと見定め・見極めます。ながーーいお付き合いをしていく覚悟が必要です。

短期投資とは

短期投資とは、名前の通り短期的に対象銘柄に投資をおこなうことです。目先の値動きを予測して、収益・利益の獲得を目指す投資です。具体的には、1日~4週間を目安に、金融商品に対してスポットで投資をおこなうことです。

短期投資は1日~4週間の短い期間で投資をおこなう。日々の価格変動を細かくチェックすることにフォーカスします=スプリント型の投資。 数日程度のお付き合いになります。短期決戦のため神経すり減らしてピリピリの精神状態です。

なぜ長期と短期に分ける?

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結論として、投資経験に応じて長期と短期の投資のバランスを分ける必要があるからです。投資経験がない、もしくは経験が浅い人は「長期投資」にボリュームを大きくすることがポイントです。また、投資経験が豊富で自己判断ができる人は「短期投資」のボリュームを強めても良いと思います。個人特性に応じて長期と短期の使い分けが向いている人の特徴を紹介します。

長期投資が向いている人の特徴」
・投資初心者もしくは未経験の人
・老後のために資産形成をしたい人
・投資に時間をかけられない人

再度繰り返しになりますが、投資経験の浅い人は長期投資のボリュームをメインにすることをおすすめします。ほぼ放置状態でも利益を狙える可能性が高いです。

短期投資が向いている人の特徴」
・投資の知識がある中級者以上
・短期スパンで資産を増やしたい人
・投資に時間をかける余裕のある人
・投機色の強い投資スタイルで結果を短い期間で好む人

短期投資は投資経験が豊富で投資リスクを十分に理解している方におすすめします。投資タイミングを自己判断する必要があります。

長期投資と短期投資の割合

長期投資と短期投資では投資のボリュームを分ける必要があります。今回は、投資経験が浅く、投資リスクを負わないこと目さす人に、向けた長期投資と短期投資のボリュームをについて説明をおこないます。

結論として、投資全体を通じて長期投資は90%のボリューム、短期投資は10%のボリュームがあるべき割合をおすすめします。なぜなら、短期投資は難易度・投資リスク・ボラティリティが高いので、10%を上限とすべきと考えます。

長期投資の割合

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長期投資は、ながーく投資するスタイルです。”フルマラソン型の投資”と言えるでしょう。長期投資をおこなう上で、3つの特徴があります。

特徴①:複利効果を高めやすい

複利とは、利息の計算方法のひとつです。複利では一定期間ごとに利息を元本に加えて元本を再計算します。元本の金額が大きくなるにともない利息も増えるのが複利効果です。

長期投資として、運用を10年単位で続けることで、10万円や100万円を超えるような利益の差が生まれます。つまり、複利で利益を生むことができます。配当金や利益を投資資金に回すことで、効率的に資産を増やせます。投資未経験者でも複利の活用で、大きく利益を出すことができす。

特徴②:リスクコントロールがしやすい

長期投資では、短期投資よりリスクコントロールがし易いです。大きな損失を被ることがないように、資産を分散させます。
資産の分散では、株式、投資信託・ETF、国債、コモディティ、仮想通貨など複数の分野に投資をおこないます。資産分散をすることで、損失が出ても分散させることで低減できます。

分散投資はポートフォリオで回避!
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特徴③:メンタル的にも安心できる

長期投資であれば、日々の値動きに一喜一憂する必要はありません。メンタル的にも楽に投資を継続できます。値動きによる、心配は一切いりません。また長期投資は、参入障壁が低いので、誰にでも投資ができると言えます。

短期投資の割合

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短期投資は、数時間~数日のショートで投資をおこなうスタイルです。”スプリント型の投資”と言えるでしょう。短期投資をおこなう上で、3つの特徴があります。

特徴①:短期間で利益を得られる

短期投資は、短期間で利益を得られることができます。短期投資のデイトレードなら、うまくいけば数分で大きな利益を得られることがあります。スイングトレードでも、数日で利益確定が可能です。

特徴②:含み損を抱えずに済む

短期投資は、含み損を抱えずに済むことができます。通常、利益確定と損切りのルールを決めてから取引をおこないます。ルールに従って機械的に取引が行われ、ポジションを持つ期間も具体的な期日を決めておこないます。つまり、大きな含み損を避けられます。

特徴③:いつでも投資を辞めれる

投資をおこなうことに疲れ、メンタル的に「投資から少し離れたい」と思うこともあります。短期投資は運用期間が短く、スポットで投資が完了します。つまり、辞めたいときに投資から辞めることが可能です。「また始めたい」と思えばすぐに再開できます。

長期投資と短期投資の口座管理

長期投資と短期投資では、取引口座を分ける必要があります。なぜなら、長期投資の口座は利益確定を即日で行わないので、投資結果を気にする必要がありません。仮に、長期投資で含み損が出ても、口座を確認しないことで心拍数を高める必要もありません。

長期投資と短期投資では、証券口座をわけてください!
不要な心配ごとやメンタル的に安定をするために!

まとめ

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短期投資を通じて早く利益を得たい気持ちはわかりますが、短期投資は勝ち続けるのが難しいだけでなく、相応の深い知識が必要となります。また、初心者には非常にハードルの高い投資方法になります。

だからこそ、長期投資と短期投資はバランスを分けて投資をおこなう必要があります。投資リスクを十分に考えて、自身の投資スタイルにあった投資を行いましょう。

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