米国株・投信・ETF

(注目)高配当米国株ETF「QYLD」を解説!投資あり?なし?

20211201_QYLD01

高配当米国株ETF「QYLD」ご紹介

今回は、米国高配当株ETF「QYLD(Nasdaq 100 Covered Call ETF)」を解説していきます!高配当ETFと呼ばれるETFですが、ざっくりと商品内容をまとめてみました。是非投資に悩んでいる方も、投資をやっている方も、読んでみてください。

この記事でわかること
・QYLDの商品概要は?
・QYLDはいくらで購入できるの?
・QYLDは投資対象は?
・えるパパはQYLDに投資しているの?

なんて疑問に解決します!この記事を見れば基本情報から投資先の理解までを整理することができます。

QYLDを資産の中心にして投資を継続していると、分配金がいつどのくらいもらえるのか?利回りの情報に詳しくなってきたのでみなさんへご共有。ご自身が投資されるにあたっての判断材料になればとおもいます。

「QYLD」概要

20211201_QYLD02 20211201_QYLD03

(出典:GLOBAL X)

名称 QYLD
運用会社 Global X
基準価額(米ドル) 22.32 (2021/11/26)
直近分配金(米ドル) 0.2246 (2021/11/22)
組み入れ数 103銘柄
分配金回数/年 12回(毎月分配)
分配利回り 12.02%
経費率 0.6%

(出典:Yahoo Finance)

(2021/12/1現在)$22程度で1口単位から購入することができます。2,400円程度で購入できるので、無理のない範囲で投資も可能です。何と言っても、12%を超える分配利回りの高さ。魅力的な数字ですね。かつ、毎月の配当分配。毎月もらえる嬉しさもありますね。

こんな会社です

20211201_QYLD04 20211201_QYLD05

(出典:Yahoo Finance)

ここ1年をさかのぼって基準価格をみてみましょう。1年推移で$1の価格変動(上下)はあるものの、現時点で価格アップは無し。世の中的には上昇の一年でしたが、基準価格への影響が無いのは残念なポイントですな。

最新情報はココ!

(出典:GLOBAL X)

「QYLD」配当金

20211201_QYLD06

1口の保有で年間「$2.3(2021/11時点)」は素晴らしい結果ですね。他とは大きく差をつけた配当金の高さはQYLDの圧倒的な魅力。毎月配当付与される喜びもありますよね。

「QYLD」特徴

QYLDの特徴
・GLOBAL X社が運営している米国上場ETF
・NASDAQ100指数に投資できる
・カバードコールの売りで利益を生み出せる
・12月銘柄入れ替え、年4回リバランス(3,6,9,12月)、コールオプションの更新は毎月実施
・連動指数:CBOE NASDAQ-100・バイライト・V2・インデックス
・配当利回り:12%前後(2021/07/16時点))
・毎月分配がもらえる
・経費率:0.6%

対象企業をしぼって、高配当を狙っていく。最短距離で配当をあつめる方針には面白さを感じますね。経費率がほかの高配当ETF(SPYDやHDVと比較)よりは高い点は気にかけたい点ですね。

「QYLD」組み入れ銘柄

20211201_QYLD07

(出典:Global X)

(2021/11/27時点)QYLDの成銘柄/業種は(1位)(2位)でテクノロジー銘柄を占め、上位10位まで見ても、テクノロジー銘柄であることがとがわかります。2021年はテクノロジー関連銘柄の強さが出た結果ですね。

テクノロジー銘柄の特徴
テクノロジー銘柄の定義は様々ですが、MicrosoftやAppleなどのIT・ハイテク株などの成長株のことを指し、グロース株とも呼ばれる。グロース株は毎年売り上げや利益が伸びて会社が大きくなり、株価もどんどん上昇する傾向があります。株価が2~3倍と大きく値上がりするケースも珍しくありません。ただし、成長率が落ちると株価も大きく下落する傾向がある。

(補足)成長株とは、業績が良くて株価は高くなっているものの、今後更に成長が見込める株式のこと。「グロース株」とも。

ETF比較

20211201_QYLD08

人気ETFとの比較を行ってみました。QYLDは経費率(0.6%)が他と比べて高い点がデメリットではありますが、圧倒的な配当利回りの高さは大きなメリット。12%を超える配当利回りはETFの中でも他ではありません。人気高配当ETFのSPYDと比較しても、大差をつけた配当利回り。

20211201_QYLD09

(出典:Yahoo Finance)

2021年の1年間をレンジに、人気ETFと価格比較チャートになります。価格上昇をQYLD以外のETFが20%を超える成長を見せるも、QYLDは1.5%と低い成長率。配当利回りが高い反面、価格の低さがデメリットとして目立ちます。

「GLOBAL X」どんな会社?

20211201_QYLD10
運用総資産 $19 billion(約1兆9000億円)
本社 アメリカ、ニューヨーク州ニューヨーク
従業員数 96 名
CEO ルイス・ベルーガ
創業 2008年
銘柄数 約70(2020/08時点)
運用資産ランク 17位(2019/01時点)

「Global X」社は米国で2008年に創業をスタート。ETFに特化する数少ない運用会社です。「まだ誰も提供したことのないような」が創業のモットー。約70銘柄のETFの合計で140憶米ドル以上の運用資産残高(2020/08時点)。米国のETF運用業界において運用資産は第17位(2019/01時点)になります。

えるパパは「QYLD」に投資しているの?

えるパパは「QYLD」への投資は実施していません。分配金の高さに魅力を感じつつ、悩んでいます。優先順位を考えると、低い位置にいます。伸び悩む基準価格と経費率の高さが懸念点です。その部分に解消の見込みがあれば、投資判断実行に振れていきます。

まとめ

今回は高配当ETFの「QYLD」について解説してみました。(2020年実績で)分配金が12%を超えるパフォーマンスの高さ。一般な高配当ETFは4~7%程度ですが、圧倒的に超えてくる数値は魅力的ですよね。

今回の記事のサマリ
・QYLDの株価と推移
・QYLDの組み入れ銘柄:103銘柄(2021/11)
・えるパパ投状況:購入はしていません。悩み中。

それでは。「えるパパ」でした!

20211201_QYLD11